藤沢は、江ノ島を擁する観光地。近年では、ファミリー層からも「子育てしやすい街」として支持を集めています。そこで本記事では、立地・治安・アクセス・買い物などのさまざまな観点から、藤沢の住みやすさを紹介。子育て支援や家族で出かけたいスポットなどについても触れるので、子育て世帯の人もぜひチェックしてくださいね。
この記事の目次
藤沢の概要
藤沢は、神奈川県の中央南部に位置する街です。まずは、藤沢の特徴やエリアごとの様子について紹介します。
湘南の経済・文化の中心的都市
横浜市・鎌倉市・茅ヶ崎市・大和市・綾瀬市・海老名市・寒川町の6市1町に囲まれた街で、南には相模湾、北には相模原台地の緩やかな丘陵が続いています。気候は温暖で過ごしやすいです。
かつては東海道五十三次の6番目の藤沢宿としてにぎわっていた地域で、門前町・宿場町として栄えました。現在は工業・商業都市としての一面もあります。また、慶応義塾大学などがあり、学園都市としての一面も見せています。
東京からは50キロメートルほどのところにあるので、都内・横浜のベッドタウンとして人気が高いです。
観光スポットが豊富
藤沢には、新江ノ島水族館、植物園であるサムエル・コッキング苑など、人気の観光スポットやショッピングスポットが点在しています。
また、江ノ島はサーファーの聖地としても有名。波が穏やかで、初心者でも楽しめるサーフポイントも多いのが特徴です。
エリアごとの特徴
藤沢は大きく3つのエリアに分類されます。
東南部・南部の鵠沼・松が丘エリアは落ち着いた雰囲気があり、高級住宅地と言われるエリアです。北部の湘南台エリアには、保育園・幼稚園・学校が多くあり、活気があります。慶應義塾大学のキャンパスがあるのもこのエリアです。
西南部の辻堂エリアには、2018年にFujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)がオープン。エコ&サステナブルな暮らしができるとしてファミリー層に人気です。
藤沢の住みやすさ【交通アクセス】
藤沢は東京や神奈川県の都市部からのアクセスが良好です。ここでは、藤沢の公共交通機関について見ていきましょう。
市内には6社の電車が乗り入れ
藤沢市内には6つの路線が走っており、それらを上手に利用すれば、行き来できるエリアが広がります。
藤沢駅には小田急線・JR東海道本線・江ノ島電鉄の3路線、湘南台駅には、小田急線・相模鉄道・横浜市営地下鉄の3路線、湘南江の島駅には湘南モノレールの1路線がそれぞれ通っています。
藤沢駅から新宿までは小田急線、もしくはJR湘南新宿ラインを使えば、乗り換えせずに55分前後でアクセス可能。東京駅までは、JR東海道線を使えば約50分で行けます。
バスは2社が運行中
藤沢市内を走るバスは、江ノ電バスと神奈川中央交通の2社。藤沢駅北口のバス停からは、羽田空港や成田空港へのリムジンバスが出ているので、飛行機を使った移動の際にも大変便利です。
藤沢の住みやすさ【治安】
藤沢の治安は比較的良好です。ここでは、藤沢で多い犯罪や注意したいエリアについて紹介します。藤沢での生活の前に必ずチェックしておきましょう。
住宅街エリアの治安は良好
住宅街の中でも、駅から離れたエリアは閑静で治安も良好です。
神奈川県警の統計によれば、2020年の藤沢市の犯罪総数は1,681件。凶悪犯罪が少なく、ほとんどが軽犯罪です。横浜の犯罪総件数が13,567件、川崎が6,210件なので、それと比較しても圧倒的に少ないことが分かります。
繁華街エリアと夏季の海岸エリアはやや注意が必要
藤沢駅の近くは繫華街としてにぎわっていて、人も多く、トラブルが発生しやすいエリアです。また、駅南口側には風俗店が集まるビルもあるので、特に小さな子どもがいる世帯は、夜間の出歩きなどに注意した方が良いでしょう。
そして、夏になると湘南エリアはバイクで海沿いを走る人が増えたりするため、人がたくさん集まります。
藤沢の住みやすさ【買い物】
藤沢は商業施設や商店街が多いため、買い物には困りません。買い物しやすいエリアやショッピングモールについて紹介します。
藤沢駅周辺に商業施設が集中
北口にはダイエー・サミット、南口にはイトーヨーカドー・オーケー・業務スーパーなどがあり、食材などを買い揃えたいときにはとても便利。また、無印・ニトリ・ドン キホーテ・ビックカメラもあるので、日用品や家電も駅周辺で揃えられます。
飲食店は、ファストフードからファミレス、チェーン店まで豊富です。その他、商店街も充実しているのでそちらを利用するのも良いでしょう。
大型ショッピングモールも便利
辻堂駅近くには、湘南最大のショッピングモールのテラスモール湘南があります。約280店ものお店が入っており、洋服や日用品などが一通り揃えられるでしょう。
辻堂駅と藤沢駅の中間にあるのは、湘南モールフィルとMr.MAX湘南藤沢ショッピングセンター。どちらもテラスモール湘南よりも規模は小さめですが、それでも湘南モールフィルは100店舗以上の専門店、Mr.MAXは約50店舗のお店が入っています。
藤沢の住みやすさ【子育て】
藤沢で子育てをする際に気になるのが、子育て支援や施設などの充実度でしょう。ここでは、藤沢の子育て支援や医療補助、保育園・幼稚園、学校について紹介します。
子育て支援センターは4ヵ所
藤沢市内には、4ヵ所の支援センターがあります。子連れで遊べる場があるだけでなく、子育てアドバイザーに育児の相談をすることも可能です。
子どもの医療費補助は小学校卒業まで
藤沢市では、子どもの医療費助成制度が充実。0歳~中学校卒業までの通院・入院による保険診療の自己負担分が助成されます。
中学生からは所得制限が適用されますが、小学生まではありません。
保育園は現在やや不足しているが、幼稚園・小学校は充実
藤沢市内にある認可保育園は、2019年4月時点で約90ヵ所です。神奈川県の他の市町村と比較しても藤沢市の待機児童数は多く、保育園の新設など、待機児童解消に向けた対策が現在も進められています。
その他、私立幼稚園は31ヵ所、認定こども園は1ヵ所(2020年4月時点)、公立小学校数は35校(2020年3月時点)あります。
また、湘南学園小学校・白百合学園小学校・日本大学藤沢小学校と3校の私立小学校もあるので、小学校受験も視野に入れやすいでしょう。
藤沢の住みやすさ【家族でお出かけ】
藤沢は親子で楽しめるスポットも豊富です。ここでは、雨の日・晴れの日それぞれ楽しめるおすすめのお出かけスポットを紹介します。
湘南台文化センターこども館
プラネタリウム・ワークショップ・展示・遊び場など、子どもが楽しめる設備が充実しています。屋内施設なので、雨の日でも天気を気にせず遊べるのも魅力的です。
所在地:神奈川県藤沢市湘南台1-8
営業時間:9:00 ~17:00
定休日:月曜
※営業時間等は変更になる場合があるため、公式ホームページなどで要確認
神奈川県立辻堂海浜公園
19.9haもの広大な敷地の公園で、季節を通してさまざまなイベントが開催されています。特に人気が高いのが、夏にオープンするジャンボプール。6種類のプールがあり、子どもから大人まで思いっきり楽しめます。
その他、芝生広場や森などもあるので、1日いても飽きることなく遊べるでしょう。
所在地:藤沢市辻堂西海岸3-2
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜
※施設やアトラクション以外は年中24時間営業
※営業時間等は変更になる場合があるため、公式ホームページなどで要確認
藤沢エリアに戸建を検討中なら。住宅展示場に足を運んでみよう
藤沢に住むことを検討中のファミリーは、住宅展示場の見学がおすすめ。ここでは、神奈川県内で2番目に規模が大きいtvkハウジングプラザ藤沢を紹介します。
tvkハウジングプラザ藤沢
辻堂エリアに立地しており、商業施設での買い物ついでに覗けます。住宅メーカーのブランド・工法は多種多様で、ニーズにマッチした家づくりが可能です。理想の家づくりについて、スタッフへ気軽に相談して見ましょう。
所在地:〒251-0042 神奈川県藤沢市辻堂新町4-2
電話番号:0466-35-4885
営業時間:10:00~18:00
環境&利便性を両立する藤沢は住みやすい街
藤沢は海が近く、休日をのんびり過ごすには最適。教育施設も充実しており、子育て世代が住みやすい街と言えます。またショッピングスポットも豊富で、買い物に困ることもありません。繁華街に気を付ければ治安も良く、落ち着いた暮らしを実現できるでしょう。