家を建てるなら参加したい住宅見学会。見学のマナーや見るべきポイントを解説

2024年2月8日

住宅見学会は、建築途中の住宅や人が住む直前の住宅、実際に人が住んでいる住宅を見学するものです。住宅見学会に参加することで、住宅そのものや暮らしのイメージを膨らませやすくなります。この記事では住宅見学会について、見学会ならではの見るべきポイントや見学のマナーについて解説します。

住宅見学会の種類

手をつなぐ家族

住宅見学会は、建設途中の住宅を見学する「構造現場見学会」、実際に購入者がいる完成した住宅を引き渡し前に見学する「入居前完成現場見学会」、実際に購入して住んでいる住宅を見学する「オーナー様宅見学会」と3種類あります。それぞれの見学会で、どんなことが見られるのか、また参加することで得られるメリットについても解説します。

構造現場見学会

構造現場見学会では、建築途中の家を見学できます。主に基礎や柱、構造部分や、現場の雰囲気や作業の仕方などを見ます。家が建った後では見ることができない、壁の中や床下なども見られる大きなメリットがあります。構造についても、実際に見ながら質問ができるので理解しやすいです。また契約前に施工会社を見ることができるので、実際に家を建てる大工さんの様子や現場の雰囲気にも触れられます。

入居前完成現場見学会

入居前完成現場見学会では、実際に購入された引き渡す前の新築物件を見学できます。引き渡し前の住宅のため、家具など何も入っていない状態を見ることになります。実際に購入者がいるため、モデルルームよりも現実的で生活の様子などがイメージしやすいメリットがあります。見学の際には、営業担当者や設計担当者が同席しているため、質問がしやすい環境です。オーナー様の家族構成や家づくりでのポイントなどを聞くことができ、広さの感覚や雰囲気も感じられます。 また、住宅の設備も体感することが可能です。

オーナー様宅見学会

オーナー様宅見学会とは、住宅を購入した人が実際に暮らしている家を見学することです。オーナー様からリアルな意見を聞けることが大きなメリット。実際に住んでみて感じたこと、設備についてなど、リアルなお金のことも聞けるかもしれません。家具や家電が入った後の部屋の様子を見られるので、広さや生活動線などがイメージしやすくなります。

【種類別】住宅見学会で見るべきポイント

家とチェックリスト

住宅見学会では、種類によってそれぞれ見れる状態や見るべきポイントが異なります。見学に行く前にどんなところを良く見たいか、知りたいかポイントをおさえて見学すると、自分達の家づくりで参考にしたい間取りや機能、動線などをたくさん見つけられるかもしれません。

構造現場見学会で見るポイント

工法、柱などの素材や太さ、接合部や筋かいの配置、断熱材の種類や取り付け方、耐震性や耐熱性、住まいの性能など、建った後では見ることができない部分をしっかり確認したいところ。また、資材などの管理の仕方や整理整頓されているか、現場が清潔に保たれているかなどの現場の様子やスタッフの対応や働きぶりもチェックしましょう。

入居前完成現場見学会で見るポイント

実際に人が住む直前の住宅のため、モデルルームよりも現実的な間取りや機能になっています。入居する家族構成に合った家になっているか、生活動線や収納や採光などは見ておきたいポイント。自分達家族が住んだらどうかとイメージしながら見学するのも良いでしょう。

また、室内の内装の仕上げや床下や配管など、目の届きにくい部分まで丁寧に処理されているかも確認したいですね。気になる設備があれば、それが標準装備であるか、またどれくらいの価格かも営業担当者などに確認すると良いでしょう。その際、営業担当者の対応の様子も大事なチェックポイントです。

オーナー様宅見学会で見るポイント

実際に人が住んでいるため、家具や家電が入った状態の部屋の広さや生活動線、家族構成に合った間取りかを確認しましょう。見て回ることも大切ですが、気になることをオーナー様に直接聞くことも大切です。夏や冬でも快適か、良かったことや悪かったことなど、聞きたいことを考えておくと良いです。

見学できる住宅の築年数や居住年数はそのときによって変わりますが、年数がたったときの状態やどのぐらいでメンテナンスが必要になるかなども知れます。また、オーナー様と営業担当者の関係性も決める際の決め手になりえるので、しっかり見ておきたいポイントです。

住宅見学会で役に立つ持ち物

荷物を準備する女性

住宅展示会に参加するときには、持ち物にも気を付けましょう。リュックなど荷物が大きいと、壁にぶつかったりこすったりと傷をつけてしまう可能性があるため、なるべくコンパクトに荷物をまとめるようにします。そのほか、住宅見学会で持っていると便利な持ち物を紹介します。

カメラ

気に入った間取りやデザインだと思ったとき写真で残しておくと、打ち合わせなどで住宅メーカーにも伝えやすくなります。また来られなかった家族にも、後で見せられ情報の共有がしやすくなります。

懐中電灯

天井や床下など、暗くて見づらいところを見るときにあると便利です。

メジャー

部屋の広さや扉の大きさを実際に数字ではかることで、広さの感覚が意識しやすくなります。数字で残しておけば、動線や家具や家電の配置などを考えるときにも想像しやすいです。

住宅見学会に参加するときのマナー

説明を聞く夫婦

住宅見学会に参加するときにはしっかりマナー守り、家や家具を傷つけてしまうなどの迷惑がかからないようにしましょう。他人の家を見せてもらっている、ということを忘れないように。また、担当者の指示に従いましょう。

必ず予約をする

事前予約が必要な場合が多いので、忘れずに予約を。飛び込みで参加するのは営業担当者や周りの参加者にも迷惑がかかるので、絶対に避けましょう。

傷や汚れをつけないように気を付ける

メーカーで用意してくれることが多いですが、スリッパや手袋を念のため用意しておきましょう。また知らない間に壁をこすってしまうことがないよう、荷物はコンパクトに。食べ物や飲み物など、新居を汚す可能性があるものは持ち込まないでください。飲食は厳禁です。

子どもがいる場合は目を離さない

知らない間に破損や汚損してしまうことがないように、しっかりと手をつなぐなど離れないようにします。子どもはすぐに飽きてしまったり、騒いだりして見学の流れを乱してしまう可能性もあるため、できれば預かってもらうと尚良いです。 子どもの持ち物にも注意して、お絵描きセットや硬いおもちゃなど、汚れや傷になり得るものは持ち込まないようにします。

トイレは事前に済ませておく

見学会の住宅で、トイレを貸りることはマナー違反です。そもそもトイレが借りられないことになっている場合もあります。駅などでトイレを済ませたり、近くにトイレがあったりしないか調べておくと良いでしょう。

勝手に撮影しない

見学会とはいえ、間取りなどはプライバシーにかかわるので勝手に撮影するのは厳禁。撮影したい場合は、担当者やオーナー様に許可をとりましょう。また、撮影した写真などをSNSなどにアップしてはいけません。 実際に見学をすると、広さや間取り、動線などで思うところはたくさんでてくるかもしれませんが、オーナー様の気分を害するようなコメントは控えることもマナーの1つです。

気軽に見学しやすい住宅展示場を紹介

積木の家と虫メガネ

住宅見学会はいつ開催されるか決まっておらず、思い立ったときに見学に行くことができません。住宅展示場ならいつでも見学ができ、お子様が喜ぶイベントも開催しているので家族で来場できます。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

tvkハウジングプラザ湘南平塚

平塚市にある住宅展示場です。 大規模駐車場が完備されていて車でも安心。 大きな公園や、商業施設も近くにあるので家族でお出かけのついでに見学に参加できます。

tvkハウジングプラザ二俣川

相鉄線「二俣川駅」北口から徒歩5分でアクセスしやすい住宅展示場です。 お子様連れでも安心な設備が充実していて、 じっくり住宅の見学が可能です。 楽しいイベントも多く開催しています。

住宅見学会に参加してマイホームのイメージを膨らまそう

家を見学する夫婦

住宅見学会では、住宅がどのようにできているのか、完成したイメージや住んでからの様子などモデルルームでは見られない部分を見学することができます。見学会で得たヒントは、実際に家に建てる際に参考になるはず。見学会に参加できるチャンスがあれば、マナーを守り積極的に参加してみましょう。