新しい住まいを検討する際、街の住みやすさを事前に調べておくことが大切です。ファミリー世帯なら、子育てのしやすさについても考慮した方が良いでしょう。そこで本記事では、神奈川県内の中でも特にファミリー世帯が住みやすいとされる、横浜市・川崎市・海老名市をピックアップし、治安・買い物環境・交通・助成について解説します。
この記事の目次
ファミリー世帯が住みやすい街のポイント
ファミリーでの引っ越しを検討中の場合は、引っ越し先の街が家族で暮らしやすい環境か考えることが大切です。まずはファミリー世帯が住みやすい街のポイントを解説します。
住みやすい街のポイント①立地が良く利便性が高い
まずは駅から住まいまでの距離が近いか、尚且つ交通機関が整備されているかをチェックしましょう。その際、通勤通学時間なども考慮します。また日常生活で利用するスーパーや商業施設、それらが徒歩圏内にあるかも必ず確認しましょう。
住みやすい街のポイント②治安が良く安全に暮らせる
安心・安全な暮らしを確保するために、犯罪件数が少ないかどうかもチェックすべきです。交番の有無、パトロールの強化、道幅・街灯の整備状況など、街の安全対策がどれだけ実施されているかも考慮しましょう。
住みやすい街のポイント③子育てサポートが充実している
ファミリー世帯にとっては、子育てサポート、子育て支援の施設、医療助成制度の充実度を考慮することが大切です。自治体によって制度の内容が異なるので、事前にしっかりと調べてみましょう。
神奈川は自然がいっぱい!大人も子どもも楽しめるおすすめスポットを紹介
都会的な発展した地域と、豊かな自然が色濃く残る地域の両方があり、東京都心へのアクセスも良い神奈川。こちらの記事では、充実した「住と遊」が叶う神奈川の魅力と、おすすめスポットを紹介します。
神奈川県の子育てサポートをチェック!
神奈川県では充実した子育てサポートが行われています。子育て支援に関する主な情報は公式サイトのほか、「かながわ子育てパーソナルサポート」の公式LINEを友達追加することでチェックできます。
子育てに関する情報発信
神奈川県では行政サービスについてや、保育園・幼稚園、子育て支援を行う企業に関する情報などをwebサイトで発信しています。父親向けに子育てに関する知識を発信する「パパノミカタ」なども運営しています。
お得な特典やサービス
「かながわ子育て応援パスポート」を利用すると、神奈川県内の協力施設で割引やサービス、特典などを受けることができます。県内在住の妊娠中の方や小学生以下の子どものいる家庭が対象です。パスポートは、「かながわ子育てパーソナルサポート」の公式LINEで表示することもできます。
幼児教育・保育の無償化
3〜5歳の子どもの保育所、認定こども園、地域型保育園にかかる利用料が無料で、0〜2歳の子どもについては住民税非課税世帯のみ対象です。また、幼稚園については、月額2万5700円まで無料です。認可外保育施設や預かり保育についても、条件付きで支援が受けられます。(※2024年2月時点)
子ども食堂や学習支援
神奈川県には子ども向けに無料・低額で食事を提供する子ども食堂や、学習支援などを行う施設が多数設置されています。こちらについても、公式LINEやwebサイトから必要な情報を得ることができます。
ファミリー世帯向け!神奈川県の住みやすい街①横浜市都筑区
横浜市都筑区は、1994年に誕生した行政区で、子育て中の若い人たちが中心に暮らしているエリアです。横浜市は2023年のAllaboutの調査で「『子育てしやすい』と思う神奈川県の地方自治体ランキング」1位を獲得しています。ここでは、都筑区の住みやすい街としてのポイントを解説します。
【治安と安全性】小さな子ども連れでも安心して歩ける
比較的治安が良く、警察が定期的に巡回しているので安心です。なかでも港北ニュータウンはファミリー世帯にとって魅力的。歩行者と自転車の人向けに専用道路、段差の少ない道路、エレベーターなどが整備されています。
【買い物環境】駅周辺に大型商業施設が充実
「港北TOKYUショッピングセンター」は、センター南駅から屋根付き歩道で直接行ける商業施設で、生活必需品が一通り揃えられます。駅周辺にはスーパーも充実しているので、普段の買い物には困りません。隣のセンター北駅周辺にも、大型商業施設がたくさんありますよ。
【交通】電車で横浜まで約20分、ICが近く車移動もスムーズ
都筑区の主要駅は、センター南駅・センター北駅の2つです。横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインが通っており、横浜まで約20分、都心までは約40分で移動できます。東名高速道路・第三京浜道路のICが近くにあるので、車での移動もスムーズです。
【子育て支援】駅近くの子育て支援センターPopolaが人気
センター北駅近くの「Popola(ポポラ)」は、妊娠中から利用でき、育児相談・ママ同士の交流・子どもの遊び場など、幅広い用途で使えます。
小児医療制度も充実しており、0歳から中学3年生までは保険診療内の医療費が入院・通院ともに無料です。2023年8月より所得制限や窓口負担についても撤廃されました。(※2024年2月時点)
【近くの住宅展示場】港北インター住宅公園
広々とした敷地内に、大手メーカーのモデルハウスが並んでいる港北インター住宅公園。リゾート地を散策しているかのような気分を味わいながら、モデルハウスの見学ができます。マイカーでのアクセスも良好です。
港北インター住宅公園
第三京浜・首都高速「横浜港北JCT」の目の前にあるハウジングリゾート「港北インター住宅公園」。 住まいの最新モデルハウスを実際に見て触れてお確かめいただけます。
子育てしやすい街・横浜。保育園や支援制度、おすすめ地区などを解説
横浜は子育てに適した環境・制度が整備されていることで人気です。こちらの記事では横浜の子育て事情とともに、子育て世帯に特におすすめの地区とその口コミなどを紹介します。
ファミリー世帯向け!神奈川県の住みやすい街②川崎市中原区
住みたい街として人気が高まっている武蔵小杉があるのが、川崎市中原区。川崎市はAllaboutの「『子育てしやすい』と思う神奈川県の地方自治体ランキング」で2位を獲得しています。ここでは、武蔵小杉を中心とした、川崎市中原区の住みやすさについて解説します。
【治安と安全性】防犯意識が高くて夜道も安心
武蔵小杉は、地域ぐるみで防犯意識が高いエリアで治安が良いです。随所に街灯が整備されているため、夜道も安心して歩けるでしょう。道が比較的平坦なのも、お年寄りや小さな子どもに優しい環境であるポイントです。
【買い物環境】駅周辺で買い物が済み、商店街や商業施設も充実
武蔵小杉南口には、食料品・衣類など約85店舗が並ぶ商店街があり、生活に必要な物がなんでも揃います。その他、「グランツリー武蔵小杉」・「武蔵小杉東急スクエア」・「ららテラス武蔵小杉」などの商業施設も豊富です。
【交通】武蔵小杉駅から横浜までは10分、渋谷は16分で行ける
武蔵小杉駅には、JR3路線の他、成田エクスプレス・相鉄JR直通線・東急東横線・目黒線と、多くの路線が通っています。横浜へは約10分、渋谷へも約16分と短時間での移動が可能。また、熱海・伊豆方面に行ける特急電車として「サフィール踊り子」「踊り子」が土・休日を中心に運行しています。武蔵小杉駅を利用すれば、県内外を広範囲に移動できます。
【子育て支援】子育て支援センターは50以上!施設が充実
産前・産後のヘルパー派遣、1歳の誕生月までの栄養食品支給など、安心して子育てをスタートできるよう、子育て支援事業に力を入れています。市内には50を超える子育て支援センターの他は、放課後や長期休みに利用できる、小学生を対象とした「わくわくプラザ」という施設も。
また、0歳〜小学3年生まで通院、調剤、入院のいずれも全額医療費が助成されます。小学4年生から中学3年生については、調剤、入院については全額助成されますが、市民税所得割非課税世帯でない場合、通院費は500円の窓口負担があります。所得制限はありません。(※2024年2月時点)
【近くの住宅展示場】武蔵小杉住宅展示場
武蔵小杉住宅展示場は、武蔵小杉駅や武蔵中原駅から徒歩でアクセス可能です。週末に子ども向けのイベントや、住宅ローンなどの住宅購入に関するセミナーを実施しています。
武蔵小杉住宅展示場
当展示場は「武蔵小杉」にあり、JR・東急東横線・東急目黒線武蔵小杉駅・JR武蔵中原駅から徒歩でも来場できます。楽しいイベントの他、相続関係・住宅ローンなどのセミナーを実施しています。
川崎の住みやすさをファミリー目線で解説。気になる治安・利便性・教育環境など
東京や横浜に近く、利便性が良いと注目を集めている川崎。今後の発展が期待できる一方、治安の心配もあることでしょう。こちらの記事では、川崎の住みやすさについてファミリー世帯の目線で解説します。
ファミリー世帯向け!神奈川県の住みやすい街③海老名市
海老名市は神奈川県の中央部に位置するエリア。自然が豊富でありながらも、都市としての機能も充実している魅力的な街です。
【治安と安全性】自然豊かで治安も良好
歓楽街や居酒屋などが少なく、比較的落ち着いた雰囲気のエリアです。駅から少し離れた住宅地周辺は、さらに静かなので、落ち着いた暮らしが叶います。緑豊かで大きな公園が多く、子ども達を自然の中で思いっきり遊ばせられるでしょう。
【買い物環境】発展中のビナガーデンズで新たな施設がオープン
海老名駅東口には、「ビナウォーク」という食料品・生活雑貨・衣類などの買い物ができる商業施設があります。他にも、「ショッパーズプラザ海老名」・「ヤマダ電機」・「イオン」などの他、海老名駅西口には「ららぽーと」があるので、買い物には困りません。
現在はビナガーデンズの開発が進んでおり、商業施設のビナガーデンテラス、複合施設のビナガーデンパーチなどの施設が続々とオープンしました。益々の発展が楽しみですね。
【交通】小田急線がすべて停まり、車でのアクセスも良好
海老名駅は各駅停車から特急まで、すべての小田急線の停車駅です。相模線・相模鉄道も走っているので、東京都心だけでなく横浜へのアクセスも良好です。東名高速の海老名サービスエリア、圏央道の海老名ICがあり、車を利用している人にも利便性が高いエリアと言えます。
【子育て支援】所得制限なしで0歳~中学3年生まで医療費無料
赤ちゃんの月齢に応じて、必要なグッズや便利なアイテムが贈呈される事業が盛ん。また、子どもの医療費助成に関しては県内トップレベルで、0歳から満18歳年度末までの子どもの医療費(保険診療内)が、入院・通院ともに所得制限なしで全額助成されます。(※2024年2月時点)
【近くの住宅展示場】厚木住宅公園
厚木住宅公園は国道沿いにあり、車でのアクセスがしやすい立地です。事前予約しておけば、当日待ち時間なしでモデルハウスを見学できるのでスムーズですよ。
厚木住宅公園
オープンしてから30年以上の実績がある厚木住宅公園。国道129号・246号に面しており、マイカーでのアクセスも抜群です。厚木市外の方のご来場もお待ちしております!
神奈川県内の住みやすい街について知り、新生活の場所を決めよう
神奈川県内にはファミリー世帯が住みやすい街が豊富。住まい探しの際は各エリアの治安や買い物環境などを確認しておきましょう。子育て支援や助成制度は地域によって内容が異なるので、確認してみてください。神奈川県内の住みやすい街の情報を詳しく調べて、新しい住まいの候補地の1つにしてみてくださいね。