人気の高いアイランドキッチンとは?実際の使い心地や間取りプランを解説

2024年1月26日

人気の高いアイランドキッチンは存在感があり、おしゃれな空間を演出してくれます。しかし、1日の中でも多くの時間を過ごすキッチンに取り入れるには、使いやすさが気になるところ。そこで今回は、アイランドキッチンの使い心地や間取りプランを紹介します。

アイランドキッチンについての基礎知識

カウンターと一体型の白いアイランドキッチン

間取りを考える上で、重要なのがレイアウトです。キッチンのレイアウトひとつで部屋の印象は大きく変わります。ここでは対面キッチンのひとつ、アイランドキッチンについて紹介します。

アイランドキッチンとは

壁からキッチンが離れており、部屋の中で独立しているアイランドキッチン(アイランド=島)。海に浮かぶ島をイメージしているのが特徴です。

ペニンシュラとの違いとは

左右どちらかが壁についているキッチンのことをペニンシュラキッチンといいます。ペニンシュラは英語で半島を意味しており、キッチンが半島のように突き出しているのが特徴です。

キッチンの四方のいずれかが壁に接しているかどうかが、アイランドとペニンシュラの違いといえるでしょう。

アイランドキッチンの使い心地【メリット】

アイランドキッチンで料理をする女性

「憧れてアイランドキッチンにしてみたら使いづらかった」ということがないよう、具体的にイメージすることはとても大切です。まずは、アイランドキッチンの使い心地に関するメリットをチェックしましょう。

おしゃれで開放感がある

アイランドキッチンのメリットは、壁に面していないため視界が広がり、開放感があるところです。キッチンの周辺をぐるりと回れる自由な空間も魅力のひとつでしょう。

空間が映えるアイテムを置けば、キッチンと隣接する部屋ともにおしゃれな空間へと仕上げられます。

家族とコミュニケーションが取りやすい

テレビを見たり子どもと話したりしながら料理ができるので、家族とコミュニケーションが取りやすくなります。ホームパーティをよくする人にもおすすめです。

設計の自由度が高い

シンクとコンロをアイランド部分に設置したり、どちらかを壁につけて設置したりなど、自由度が高いのも魅力です。普段のライフスタイルに合わせて設計しやすいでしょう。

家事導線にすぐれている

キッチンの四方が壁に囲まれていないため、移動しやすいのもポイント。2人以上でキッチンに立つときも、配膳や補助がスムーズにできます。

アイランドキッチンの使い心地【デメリット】

家事導線の効率が良くなり、家族との距離も近くなるなどたくさんのメリットがありますが、スペースの確保やにおいに関する問題などデメリットもあります。ここでは考えられるデメリットを紹介しますので、ぜひ検討材料にしてください。

こまめな整理整頓が必要

開放的な分、リビングやダイニングからキッチンの様子が丸見えになります。少しの汚れでも汚い印象を与えてしまうこともあるので、こまめな整理整頓が必要です。

汚れやにおいが気になる

キッチンの周りを遮るものがないので、油や水があちこちに飛び跳ねてしまいます。さらに、油の含んだ煙やにおいが部屋中に広がるのもデメリットとして挙げられるでしょう。

窓の位置の調整や高性能の換気扇を設置するなどの対策が必要です。

広いスペースが必要

キッチンを壁から離すため、両サイドの通路部分を確保する必要があります。スペースに限りがある住宅にアイランドキッチンを導入すると、リビングなどの隣接する部屋が狭くなる可能性も。

また、天井に設置するため換気扇の種類が限定される、排気ダクトの位置の制約があるなどもデメリットです。

子どもの遊び場になりやすい

キッチンの周りをぐるりと一周できるので、子どもは走り回って遊びたくなる可能性があります。熱いものを運んでいるときなどは、万が一の事故に気を付けなければいけません。

アイランドキッチンを使いやすくするポイント

引き出しが開いているキッチン

次にアイランドキッチンを使いやすくするためのポイントを紹介します。ひと手間加えるだけでも、使い勝手の良い空間になるでしょう。

アイランドキッチン自体を工夫する

シンクとコンロを分けたセパレートタイプのレイアウトにすると、アイランド側が作業台として広く使えます。また、壁面側にコンロと換気扇を配置すればすっきりとした印象に。

キッチンの見た目で料理のモチベーションを上げたいなら、カウンタートップの素材や色を変えたり、タイルを張ったりして華やかにするのもおすすめです。

収納力強化&見せる収納を上手に使う

ものが多くなりがちなキッチンでは、収納力も使いやすさに関わってきます。収納力アップは、本体にキャビネットや収納があるタイプを選んだり、壁面を利用してつるす収納にしたりすることで叶います。また、取っ手が取れるフライパンなど、キッチン用品にも気を使うとより収納力が増すでしょう。

立ち上がりやパネルを設ける

キッチンの散らかりが気になる場合は、立ち上がりやパネルを設けて見えないようにしましょう。コンロの前に設置すれば、油ハネの防止効果も期待できます。

開放感を薄くしたくない場合は、ガラスなどの透明なパネルが便利です。

換気しやすい環境を作る

調理中のにおいがリビングに広がるのを防ぐには、高性能の換気システムを設置するのがおすすめです。間取り自体を換気しやすくなるよう設計してもらうのも良いでしょう。

アイランドキッチンの間取りプラン

カウンターが広めのアイランドキッチン

家族の人数やライフスタイルに合ったレイアウトにすることで、家事などの生活の中で起こる作業の効率があがります。より具体的なイメージが湧くよう、厳選した3プラン紹介します。

①アイランドキッチンの対面にダイニング

キッチンの目の前にダイニングを設けた間取りは、作業中も家族とコミュニケーションが取りやすくなります。ただし、キッチンをぐるっと回らないと配膳などができないため、設計時はそのあたりの考慮が必要です。料理を一時的におけるほどのスペースをアイランドに確保するなどしましょう。

②アイランドキッチンの横にダイニング

縦長の部屋におすすめなのが、キッチンの横にダイニングがある間取りです。スムーズに配膳や片づけができるため家事の効率もアップ。キッチンの天板とダイニングテーブルが一体にすれば、作業場も広く確保できます。

ただし一体型は、キッチン台が高めに設定されている場合、ダイニングテーブルの天板まで合わせると椅子の高さと合わなくなる可能性も。小上がりにするなどして工夫しましょう。

③アイランドキッチンとカウンターテーブルを一体化

スペースが限られていて、住んでいる人数がカウンターテーブルで収まるくらいなら、アイランドキッチンとカウンターテーブルを一体化させたタイプがおすすめ。テーブルを用意する必要がないので、その分を他のスペースとして使えます。さらに、食事を作ってからすぐに配膳できて楽に後片付けもできます。

展示場でアイランドキッチンを体感しよう

家を見ている家族

アイランドキッチンを実際に見て触れるとイメージが湧きやすくなります。そこでおすすめなのが実際に展示場へ行き、体感することです。アイランドキッチンを設置している住宅展示場を紹介しますので、ぜひ足を運び、他のタイプのキッチンを置いているモデルハウスとも見比べながら検討してみてください。

相模原住宅公園

最先端のデザイン・設備がある相模原住宅公園のモデルハウスEes(イエス)でアイランドキッチンを体感できます。他のモデルハウスでは別タイプのキッチンが採用されていますが、どれも使い勝手に富んだ設計がされているのでそちらも見応えがあるでしょう。

また、東京ガスによる快適な暮らしの提案を見学できたり、モデルハウスガイドツアーがあったりなどさまざまなイベントも開催されています。待たずに見学したい人は、事前予約をしておきましょう。

泰野住宅公園

モデルハウスの見学がしやすいレイアウトが特徴の秦野住宅公園。ここにアイランドキッチンがあるのは、セキスイハイムのグランツーユー V to Heimです。他のモデルハウスでは、アイランド以外のタイプで参考になるキッチンが取り入れられているので、あわせて見学してみてはいかがでしょう。季節に合わせたイベントが開催されているタイミングを狙うのもおすすめです。

【秦野住宅公園】の詳細はこちら

またその他の展示場が気になる人はこちらをチェック

家族の時間が増えるアイランドキッチンで、理想の家づくりを

料理をしている家族

見た目がスタイリッシュなだけでなく、スムーズな家事導線や家族との関係を深めてくれるアイランドキッチン。ハードルが高そうに感じるアイランドキッチンですが、工夫次第で快適なキッチンライフを過ごすことができますよ。お気に入りの空間に囲まれたキッチン作りを楽しんでください。